お造りにする直前まで俎板の上で元気に飛び跳ねていた鮮度抜群の平目の薄造りです。
当館は専用の生簀を設け、水揚げされたばかりの活きのいい新鮮 な魚介をそのままの鮮度で活かし、皆様の元へとお運びさせて頂いております。また、当館の生簀は地元の海より汲み上げた新鮮な海水を使用しておりますので、海を切り取ってきたような魚介にとってとても良い環境でございます。皆様により自然の味、本物の味をご提供させて頂けますよう鮮度にこだわり、日々繊 細に食材を扱っております。どうぞ房総の季節の魚介を最高の調理法でお召し上がり頂ける、当館「旬彩の宿緑水亭」へお越し下さいませ。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
賑やかな鯉の産卵が一段落し静寂さを取り戻した緑水園、日の光射し込む池の水面でひときわ白く輝きを放つ睡蓮が咲いています。
涼しげな池にふと目 をやると、一輪、二輪と慎ましやかに夏の訪れを告げる睡蓮が咲いています。なにげない日常の中で見る睡蓮、見るものにより一層季節の趣を感じさせてくれま す。
スイレン(睡蓮、学名:Nymphaea)
ス イレン科スイレン属の水生多年草。世界各国に40種ちかく原種があり、これを元に園芸品種が作られ、現在では100種以上存在します。日本ではハスとなら び夏を代表する水生植物。スイレンは水位の安定した環境に生息し、地下茎から長い茎を伸ばし水面に葉と花を浮かせ、葉は円形から広楕円形をし中心付近に葉 柄をつけ、気孔は葉の表面に分布し、根茎から直接伸ばす花柄の先端に綺麗な花をつけます。このスイレンは温帯スイレンと熱帯スイレンとに分けられ、水面の 直ぐ上に花をつけ塊根部がワサビの根のように細長いものが温帯産、水面から高く突き出した茎の先端に花をつけ塊根部が球根のように丸みを帯びたものが熱帯 産になります。開花期は温帯産が5月~9月、熱帯産は6月頃から活動し7月~10月にかけ花を咲かせます。花の色は赤、白、黄、ピンクがあり、熱帯産はこ の他紫、青といった色の花があります。日本では温帯スイレンが1種自生し、和名をヒツジグサ(未草)と呼び、午後の「末の刻」頃に花を咲かせることから名 付けられたと言われています。また、熱帯スイレンの原産地はエジプトとされ、エジプトではナイル河畔に咲くたくさんのスイレンが「ナイルの花嫁」と呼ば れ、エジプトの国花となっています。(スイレンはこの他、数多くの国で国花となっています。)花言葉は「心の純潔、純情、信頼」。
絵画では、かの 高名なフランス画家モネが睡蓮と水に映る光だけを題材に、多くの絵を描いたことは有名です。
幻の魚といわれるている白身の最高級魚アカムツ(のどぐろ)です。
アカムツは白身なのに20%を超える脂があり「白身のトロ」ともいわれているとても美味しい魚です。このアカムツは漁獲量が大変少なく「幻の魚」といわれているため市場では高値で取引され、1本釣りで釣り上げられた大型のものは真鯛 や平目を超える高級魚として扱われています。この幻といわれているアカムツの美味しさは身全体に混ざり込んだ脂にあり、煮付け、刺身、焼き魚とどのように 調理してもとても美味しいのですが、何といってもとろけるような脂と甘みを贅沢に味わえる「塩焼」が絶品です。上品な脂ののりは本鮪以上ともいわれています。当館ではこの希少なアカムツを「彩り懐石」にてお召し上がり頂くことができます。一度食べた ら誰もが虜になるアカムツ、皆様ぜひお召し上がり下さい。
アカムツ(の どぐろ)
スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属。東京以南から新潟以南の本州中部以南に濃密に分布し、島根県沖~対馬にかけ多く生息してい ます。アカムツは暖海性の魚であり水深100~300m位の深海に生息し、魚食性で歯が鋭く、主にイカ類や小魚(カレイ類)、エビ、カニ類、アミ類を常食 し生きています。大きさは最大で50cm以上(3キロ)、体色は背が赤く腹部にかけ薄い銀白色をしています。アカムツの産卵期は7月~10月。(最盛期は 8月~9月)口を広げると口内が黒いことから「のどぐろ」とも呼ばれています。
水揚げされたばかりの新鮮でとても美味しい真鯵です。
鯵は年間を通してあまり味が変わらない魚ですが、特に美味しいといわれているのが旨味を増す 3月と初夏から7月にかけてです。ここ外房ではこの新鮮な鯵を使った大変有名な外房名物「なめろう」があります。三枚に卸し腹骨をとり皮をはいだ鯵を、大 葉とネギ(玉ねぎ)、しょうが、味噌を加えて包丁で細かくたたきます。とろっとした食感とそれぞれの食材が相俟ってより鯵が旨味を増し絶品です。当館では この「なめろう」を、鯵はもちろんのこと多彩な魚を使い季節の「なめろう」としてお召し上がり頂いております。新鮮な魚が沢山水揚げされる外房ならではの 味「なめろう」を、ぜひ皆様お召し上がり下さい。ちなみに内房には、大分県の「関あじ」、宮崎県の「灘あじ」、鹿児島県の「華あじ」とならぶ、「黄金あ じ」という有名な鯵が水揚げされています。身は肉厚で脂がのり鯵の中では最高級のといわれているものです。ですがこの「黄金あじ」は極端に水揚量が少ない ため、なかなか口にすることがでず貴重な鯵となっています。内房で見かけたらぜひ食べて見て下さい。
アジ(鯵・鰺)
スズキ目・スズキ亜目・アジ科に含まれる魚を総称してアジと呼び、生息域は北海 道から東シナ海の水深2mの浅瀬から水深150mの深海までの広範囲に生息しています。体は流線型で大きな鰭があり、背側は上からの捕食者を撹乱するため に暗い色をし、腹側は他の魚同様に捕食者を撹乱するため明るい色となっています。体長は最大40㎝前後。アジは食用として古くからなじみのある魚で、バラ ンスのとれた栄養価の高い魚であり、良質のたんぱく質が豊富に含まれ、コレステロール値を抑えるDHA、カルシウム、ビタミンA・B1・B2・E、タウリ ンやカリウムなどが多く、動脈硬化、血栓症、視力低下、肝臓病などの生活習慣病の予防効果もある味と栄養に富んだとても優れた魚です。このアジが最も美味 しいといわれているのが3月であり、このことから旧暦の旁に数字の「参」が漢字に用いられたといわれています。鯵の名の由来は、味が良いことに由来するといわれています。
地元小湊漁港で水揚げされたばかりの50cmはあるとても立派な金目鯛です。
金目鯛は肉厚でとてもやわらかい肉質が特徴的なすばらしく美味しい白身魚です。食べ方は有名な煮付け、お造り、干物など色々な食べ方ができ、それぞれ違った味を楽しむことができます。お造りの特徴は、金目鯛が持っている本 来の旨味とやわらかな食感が味わえ、また煮付けや酒蒸しにすると、やわらかかった身はきゅっと引き締まり、金目鯛特有の旨味が凝縮され濃厚な味となり絶品です。旬は冬の12月~3月ですが、ここ房総の金目鯛は通年脂がのっていてとても美味しいと評判です。地元房総の漁港から入札したばかりの新鮮で脂ののったとても美味しい金目鯛、当館自慢の最高の調理法でお召し上がり下さいませ。
キンメダイ(金目鯛)
キンメダイ目キンメダイ科。世界中の温帯域から熱帯域に分布し、水深200~600mの大陸棚や海 山周辺に生息する深海魚です。日本では釧路沖以南の太平洋側に分布し、鮮赤色の魚体と、黄金色に輝く大きな目が特徴です。1年で15cm、2年で24㎝、 3年で40㎝前後になり、4年目を過ぎた頃から産卵行動を行います。寿命は長いもので14年以上になるともいわれ、大きいもので50cm程度の大きさにな ります。餌は肉食のため、イワシ類やエソ類などの底生魚、サクラエビ、蛍イカなどを捕食し生きています。キンメダイの詳しい生態はわかっておりませんが、 日々水揚される漁獲量の差が激しいことから、群れで回遊する魚ではないともいわれています。未成魚のときは水深150~250mの層に多く、成長に伴い深 部へと移動し、日中は300~600mの層に多く、夜間になると150~300mのところまで浮上してきます。名前の由来は読んで字の如く、黄金色の目から「金目鯛」と名付けられました。
暑い夏の訪れを告げる額紫陽花です。
当館「旬彩の宿緑水亭」では、春夏秋冬途切れることなく四季折々の彩り鮮やかな花々が咲き乱れ、緑水亭を囲む ようにしてとても環境の良い大自然が皆様をお待ちしております。
ア ジサイ(紫陽花)
アジサイ科(クロンキスト体系では)アジサイ属の植物を総称してアジサイと呼び、学名はHydrangea「水の 容器」といいます。アジサイは日本が原産の植物で、日本原産のガクアジサイを改良した品種が一般的に見られる、テマリ形のセイヨウアジサイです。開花期は 6月~7月。アジサイは、花といわれている部分は装飾花になり、花は中心部に小さくあまりめだたない花を両性花、花びらに見える萼を中性花といいます。セイヨウアジサイはすべてが中性花(萼)に変化したテマリ花という変種になります。アジサイの色は、オントシアニンの発色に関係する助色素、アルミニウムイ オン量、土壌のpH値等によって様々な色に変化し、このためアジサイは「七変化」とも呼ばれています。また、土壌のpH濃度により色が変わるので、色を見 ればその土地の酸性度がわかり、酸性度が高い土地では青が強く、低い土地ではピンクが強くなります。ちなみに日本原産で最も古い色は青色といわれていま す。アジサイの名の由来は、藍色が集まったものを意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものといわれ、漢字に用いられている「紫陽花」は、唐の詩人白居 易が別の花に名付けたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれています。ガクアジサイの名は、花序の周縁を中性 花が額縁のように取り囲んでいるところから、「額紫陽花」と名付けられました。アジサイの花言葉は「強い愛情、移り気なこころ、一家団欒、家族の結びつき」。
当館より、お車で5分の所にあります内浦海岸です。
皆様、暑い夏も間近に迫ってまいりました。内浦海岸は毎年夏になりますと海水浴場へと姿を変え、沢山の海水浴客で賑わいを見せています。浜辺は500メートルほどあり、河口より、第1、第2海水浴場に分けられ、浜辺の両側には磯もあり、小さな生 き物と磯遊びをすることもできます。また、内浦海岸は湾の奥に浜辺があるため、とても波が穏やかで、ご家族で海水浴をするには最適な海水浴場です。夏の想い出を作りに、自然豊な小湊の海へぜひお越し下さいませ。
■海水浴場開設期間:7月19日(土)から8月24日(日)
○監視所・ライフセーバーの配備
○シャワー・トイレあり
○海の家あり
○駐車場あり(有料)
120台程度(JR安房小湊駅近く)
140台程度(内浦第2海水浴場近く)
○バーベキュー・キャンプは禁止
南房総も日を増すごとに暑くなり、冷房を使うほどの暑さです。
月替り新磯懐石今月の一品
【冷 鉢】 鋳込みトマトホワイトソース仕立
煮鮑 ミニオクラ アスパラ 才巻海老 とんぶり
当館では、普通の事ではありますが、熱い物は熱いままに冷たい物は冷たいま まにと、皆様に最も美味しい状態でお召し上がり頂けますように、一品一品の温度にこだわり皆様の元までお運びさせて頂いております。これから夏を向かえる 房総では、焦げるほどの日差しと、とても気持ちの良い海が皆様を待っています。海水浴と磯遊びのできる内浦海水浴場で夏を満喫した後、当館で南房総の魚介をごゆっくりご堪能下さいませ。これ以上にない最高の夏が味わえます。(当館から海水浴場まではお車で5分。随時ご送迎もさせて頂いております。)