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南房総鴨川の和風旅館「緑水亭」の新着情報や季節のイベントなどをお知らせします。

月別アーカイブ【2008年7月】

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫

今日は昆虫の王様カブトムシが緑水亭へやってきました。
どうですかこの出で立ち、昆虫の王にふさわしくとても強そうです。当館にはこのカブトムシ をはじめ沢山の昆虫が飛来し、夏の夜は毎年とても賑やかです。今年はカブトムシも多く暑い夜には必ずといっていいほど飛んできます。皆様もぜひ、本物のカ ブトムシをその手で捕まえに房総小湊へお越し下さいませ。季節限定です。

カブトムシ(甲虫、兜虫、学名:Allomyrina dichotoma=Trypoxylus)
コウチュウ目、コ ガネムシ科、カブトムシ亜科、真性カブトムシ族に分類され、本種はサビカブト属(Allomyrina)に含まれていましたが、近年カブトムシ属 (Trypoxylus)として独立しました。日本での分布地は、本州以南から沖縄までに分布し、北海道で見るものは人為的に定着させられたものといわれ ています。発生は7月~9月頃。このカブトムシは大型の昆虫でかつては日本最大の昆虫とされていましたが、沖縄本島で発見されたヤンバルテナガコガネの発 見でその座を失いました。体長は角を除いた雄で30~54㎜、雌は30~52㎜になります。カブトムシの特徴は名の由来にもなった日本兜のような雄の大き な角にあり、この角は皮膚が発達したもので雌の奪い合い、また餌場で他の昆虫と争うときに使われます。雌の特徴は、足が太く鋭い棘が発達しているところで す。成虫の餌はクヌギ、ナラ、サイカチなどの樹液で、大顎におおわれている毛で毛管現象を使い染み込ませなめとり吸っています。カブトムシは完全変態をお こなう昆虫であり、卵→幼虫→蛹→成虫と変態を繰り返します。まず交尾を終えた雌は腐食の進んだ枯木や腐植土の中にもぐりこみ20~30個の卵を産みま す。その後2週間ほど経過すると頭部が褐色で硬く、胴体が白くて柔らかい幼虫が孵化をします。この幼虫は腐植土や柔らか枯木などを食べ冬までに2回脱皮を し3齢幼虫となります。その後3齢幼虫は4月下旬から6月にかけ腐植土の中に蛹室を作り脱皮した後に蛹となります。(雄は脱皮するときに角ができます。) 蛹ははじめ白色をしていますが徐々に色を変え黒ずんでくると蛹の殻に割れ目が入り、殻を破り羽化をします。カブトムシが成虫へ羽化してからの寿命は 1~2ヶ月ほどで、クワガタムシのように越冬することはありません。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2008-07-26 20:59 | ♦季節(夏)
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