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月別アーカイブ【2009年9月】

山鳥の枝踏かゆる夜長哉

とっても美味しいカサゴが水揚げされました。
このカサゴ、「イズカサゴ」という種類のカサゴで、関東では一般的に「オニカサゴ」と呼ばれているカサゴです。この魚は市場での評価が非常に高く、市場での価格は高値が付けられ、カサゴの中でも最も美味しいといわれている種類のカサゴです。上品な白身は旨味が凝縮され最高の味わいを醸し出し、薄作り、塩焼、煮付け、唐揚げ、天ぷら、鍋、しゃぶしゃぶ、アラ汁などで奥深い味わいを堪能することができます。この魚もやはり皮と身の間に極上の旨味が隠され、焼霜造りにして食べるとカサゴの持っている極上の旨味を存分に味わうことができます。房総ではこのとっても美味しいカサゴをはじめたくさんの美味しい魚介が日々水揚げされ、珍しい魚介から極上の魚介まで色々な味に出会うことができます。ぜひ、南房総へ美味しい魚介を探しに皆様お越し下さいませ。

イズカサゴ(伊豆笠子、伊豆瘡魚、学名:Scorpaena neglecta)
硬骨魚網カサゴ目カサゴ亜目フサカサゴ科フサカサゴ属。生息域は房総半島以南、新潟県以西、東シナ海、朝鮮半島南部、香港に生息。特徴は、胸鰭上腋部に1皮弁があり、背鰭軟条部(棘は12本)、胸鰭、臀鰭、尾鰭には褐色斑が散在し、各鰭には毒腺があり棘に刺されると痛む。頬には数個の強い棘がある。体色は赤橙色~赤褐色。体長は大きなもので40cm程度なり、水深80~200mの砂泥底、岩礁帯に生息し、食性は甲殻類や小魚を大きな口で捕食する。生態学調査・研究で耳石から年齢と体長を研究した結果では、イズカサゴは長生きであり、 30歳以上になるとあまり成長せず、34㎝になる個体では42歳であったことが分かった。イズカサゴは関東で「オニカサゴ」と呼ばれているが、本当のオニカサゴはオニカサゴ属オニカサゴであり別の種類である。また、以前は「ニセフサカサゴ」などとも呼ばれ、地方名では「沖カサゴ、オコゼ」などの名で呼ばれている。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2009-09-05 15:43 | ♦旬の魚介類
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