緑水亭にほど近い野に咲く椿です。
椿(学 名:Camellia japonica)
椿は、皆様ご存知の通り冬から春にかけて咲く花です。日本の春を表現する季語としても使われ、古来から 日本人に愛されてきた照葉樹林です。古くから品種改良が行われ沢山の品種が生まれました。分布は南西諸島から青森県夏泊諸島まで分布し、東日本では温暖な 地域に自生しています。椿は様々な用途があり「日本酒」では木灰に使われ、古くから最高の木灰として用いられました。(現在では灰の入手は困難)また、 椿油は和製オリーブオイルとも言われ「高級食用油、整髪料」として重宝されております。その他木炭としても素晴らしく、もちろん「観賞花」としても茶花等 で大変好まれております。花言葉は「贅沢、おしゃれ、至上の愛らしさ、謙遜の美徳」です。椿の名の由来には諸説があり、光沢がある意の古語「艶葉木」から、葉に厚みがある意味の「厚葉木」から、強い葉っぱの木の意味の「強葉木」から、落ちた花が刀の鍔に似ているので、「鍔木」等々からです。椿と大変似ている山茶花との見分け方は、椿の花は萼の部分から丸ごと落ち、山茶花は花びらが個々に散ります。