今年のゴールデンウィークは天候も好く、行楽地はたくさんの人々で賑わいそうです。
月替り新磯懐石初夏の一品
【温 物】 房州豚角煮
玉葱含せ ひじき 椎茸
甘長 馬鈴薯餡 ブロッコリー
風土特有の優れた食材、調理技術、味わい。日本料理の中に見る美しさ、それは自然と調和し季節を感じ楽しむこと。目の前に広がる日本の食文化から感じられるものは、人それぞれに違い独自の物語が展開されて行く。食を愛してやまない人には、素晴らしい食文化との出会いが待っています。
暖かな春風の誘いにこたえるかのように、石楠花が健やかにゆらゆらと揺れています。
春、春と言えばポカポカと暖かな日差しに眠気誘われる季節、今 年もそんな春を想像しておりましたが、「今日も寒いですね~。」が毎日の挨拶になるほど今年はとても寒い春となりました。ここ、温暖な地南房総も例外では なく、野菜の不作や伊勢海老の不漁など地産地消を掲げる飲食店にとっては悩まされる春となり、南房総にお越し頂いた皆様にどうか満足してお帰り頂けますよ うにと、生産者、漁師、飲食店の皆さんが一丸となってお越し頂ける皆様をおもてなししております。これから南房総は、レジャーに最適な潮風薫るとても過ご しやすい季節を迎えます。ご家族揃って、黒潮の恵みあふれる南房総の旅はいかがでしょか。
天然のマハタが水揚げされました。
マハタ、一般的にはほとんど見ることのできない魚と思われますが、ハタ科のクエと並ぶいわずと知れた高級魚です。マハタは市場での流通量が少なく、なかなか口にする機会のない魚ですが、天然物のマハタは脂が乗り身はとっても甘く、独自の香りと絶妙な歯応えがこの上ない豊味を醸し出すとっても美味しい魚です。食べ方は鮮度の良いものであればマハタ本来の旨味が味わえるお造り、また、クエ同様に鍋にすれば身はフワフワとし一層の旨味が味わえ、残された粗は極上の出汁を味わうことができます。数ある海からの贈りものの中でも一度は食べて頂きたい至極の味マハタ、運が良ければここ南房総でも出会うことができます。
マハタ(真羽太、真旗、藻魚、学名:Epinephelus septemfasciatus)
硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属。分布は北海道南部以南(琉球列島をのぞく)、東シナ海、インド洋に分布し、沿岸浅所から深所の岩礁域に生息。体長は1mを超え体は長楕円形で側扁し、体色は紫がかった灰褐色、小型時には体側に7条の黒褐色の横縞があるが成長とともに消える。他のハタと比べると前鼻孔が著しく大きく区別することができる。市場では養殖物が多く天然物は少ない。地方名は、「かんなぎ(関東)、はたます(三重)、くえ(関西)、かな(鳥取、島根)、はたじろ(高知)、あら(九州)」などの名で呼ばれる。
桜満開です。
今年も内浦山県民の森では染井吉野が元気に花開き、訪れる人々に感動を与えています。この内浦山県民の森では、染井吉野が満開の間、闇夜に咲き乱れる桜達をライトアップし、幻想的な空間を演出しております。暗黒の夜空に浮かび上がる桜はまた乙で、この世とは思えない世界観を表現して見せます。春の息吹、桜、五感で感じて見て下さい。