南房総市にある紫陽花寺で有名な日運寺です。
日運寺は、むかし勝栄坊と称する真言宗の小堂でした。文永元年(1264年)9月頃に日蓮聖人が鎌倉から小湊に帰る途中、この堂に止宿し当時の堂主の行然法印は日蓮聖人の人得と高説に敬服し日蓮宗に改宗した寺です。この時、この土地の井戸水が飲料水に適さず異常干ばつによる村人の困窮を聞き日蓮聖人が自ら御祈願され御杖をこの地に立てられると不思議にも清水がコンコンと湧き出たと伝えられる井戸があります。お寺は、あじさい寺として知られあじさい(約20,000本)が日運寺の入り口から植え込んであります。