この季節でも美味しい石鯛が水揚げされました。
皆さんこの石鯛どうでしょう。“これが石鯛”と思われたでしょうか。皆さんの知っている石鯛は7本の縞模様が印象的な石鯛で、縞のない石鯛なんているの、と思われるでしょうが、これは40㎝を過ぎたころから雄の老成魚だけにみられる象徴的な特徴で、ご覧の通り縞が消え体中が銀色になることから「銀ワサ」、口の周囲だけ黒がのこることから通称「口黒(くちぐろ)」などと俗にいわれています。石鯛は釣り人の中では「幻の魚」といわれるほど釣ることが難しい魚で、今回水揚げされたものは55㎝ものですが、この位の大きさにもなると想像を絶するほどの強い引きで釣り人たちの心を魅了します。食べても絶品、釣りでも楽しませてくれる南房総の磯の主石鯛でした。