お問い合わせ

南房総鴨川の和風旅館「緑水亭」の新着情報や季節のイベントなどをお知らせします。

冬庭や月もいとなるむしの吟

とっても美味しいコショウダイが水揚げされました。
皆さん、コショウダイご存知でしょうか。コショウダイは一般に知名度低く以前は珍しい魚でしたが、地元房総では近年少ないながらも定置網などで水揚げされるようになり、非常に美味しいことから珍重されている魚です。この魚なんと築地では真鯛の倍の値段がつけられたとか。とにかく美味しい魚であることは確かです。このコショウダイは美味しいだけでなく、鮮度が落ち難くいことでも知られる魚で、コショウダイの旨味を十分に味わうことができる刺身では数日楽しむことができます。上品な白身は旨味と甘味が凝縮され、特に刺身では最高の歯応えと旨味を味わうことができます。コショウダイはこの刺身以外にも塩焼、揚物、煮付けなど色々な調理法で美味しく食べることができ、またこれから旬を迎え日を増すごとに美味しくなり極上の味を楽しませてくれます。このコショウダイを始めまだまだ巡り合ったことのない美味しい旬の魚介がたくさんいる南房総へ、ぜひ皆様お越し下さいませ。

コショウダイ(胡椒鯛、学名:Plectorhinchus cinctus)
脊椎動物門硬骨魚類条鰭亜網新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜科イサキ科コショウダイ属。分布は本州中部以南(沖縄を除く)~南シナ海、アラビア海などインド洋、太平洋の暖海な岩礁域に分布。体長は60cm前後になり、体側に3本の灰色の斜走帯があり背側から尾鰭にかけ暗色の斑点が散在するのが特徴。形態は頭部の有鱗域が広く、涙骨上にも広がり目の下縁は吻端よりも上方に位置する。側線有孔鰭数は53~57枚と少ない。稚魚の体色は茶色をし枯葉に擬態している。産卵期は5月から7月。食性は肉食であり、甲殻類や小型魚類、多毛類などを捕食する。コショウダイの名の由来は散在する暗色の斑点が「胡椒(コショウ)」の実に似ていることから名付けられたようです。この他にも地方名では、長崎「ぶたのくち」、静岡「えごだい」、新潟「かやかり、なまら」などなど沢山の呼び名があります。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2009-11-04 16:06 | ♦旬の魚介類
TrackBack : http://ryokusuitei.jp/blog/shun/1572.html/trackback

カテゴリー

以前の記事

検 索

2024年11月
« 12月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

RSS FEEDRSS2.0 Feed »  AtomFeed»