なかなか顔を見せてくれなかったつくしが一斉に顔を出し始めました。
つくしは、春を感じさせてくるれ代表的な植物と同時に、食用としても人々に愛されています。近頃では、つくしを食べるられる山菜と知らない若者達もおりますが、春の自然の恵として人々に親しまれ、ここ房総でもあちらこちらで「つくし狩り」を楽しむ人達の姿を見かけます。つくしはお酒の肴にも最適で、袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりして食べると春ならではの味覚が口の中いっぱいに広がります。最近では、花粉症対策としての効能にも注目が集まっていて「つくし飴」なる物も好評の様です。「つくし」の名は、船が港へ入る通路を示した杭 「澪標(みおつくし)」の「つくし」で、突き立った杭のように見えることから「つくし」と言われ、また、突き伸びる「突く突くし」が由来とも言われさまざまな説があります。漢字の「土筆」は、土に刺した筆のような姿から「土筆」と表現されました。