内浦山県民の森の桜も満開です。(当館より車で5分)
国道128号線を小湊へと向かい、爽やかな潮風を感じながら、房総の海へと迫り出す山々を眺めてみる。その山々は光り輝く新緑をまといとても清々しく、その清涼たる姿は壮大であり人々の心を誘う。光や雲の影で山肌には濃淡があり、その山腹にはぽつんぽつんと一際美しく咲き誇る桜たちがいる。この野山に咲く桜たちはけして人が植えた桜のように形作られてはいないが、その咲き誇る姿は一本でも十分なほどに、見る者の心を惹きつける。この季節でしか見ることできない山の顔。この内浦の里山でも、内浦山へ来る人々を迎え喜んでいるかのように、美しい桜たちが妖艶な姿で手を振り微笑んでくれる。美しい日本の四季は人々の心を癒し笑顔にしてくれる素晴らしき財産です。