日本の梅雨に咲く花、美しい夏椿が緑水園でも咲いています。
白く透明感のある夏椿の花。この憂鬱な梅雨空の下でも一際白く輝きを放ち、見る者の心を癒し楽しませてくれます。こんなにも元気に咲いている夏椿の花も実は一日花であり、一輪一輪はとても儚く、日の暮れる頃には美しい姿そのままに木の下へと落ちていきます。人とは異なる時間を生きる植物達。限られた時の中で、神秘的に、そして美しく自らを主張しています。
ナツツバキ(夏椿、学名:Stewartia pseudo-camellia)
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。原産地は日本から朝鮮半島南部。日本では東北地方以西の本州、四国、九州の丘陸帯の林内に自生する。樹高は10~20mになり、成木の樹皮は薄く剥がれ、灰白色や帯紅色の大きな斑模様ができる。この樹皮はツルツルとして滑りやすく「サルスベリ」の木に似ていることから、ナツツバキは別名「サルスベリ(猿滑り)」とも呼ばれる。ナツツバキの葉は光沢のある緑色(裏面は淡緑色)をし、この葉は単葉で互生し枝先につき、葉身は倒卵状楕円形または楕円形、葉縁には低い鋸歯があり葉先は鋭尖頭。長さは4~12㎝、幅3~5㎝になり秋には紅葉する。6月~7月にかけて咲く白色花は、本年枝の葉腋部分に1個ずつつき、直径は5~6㎝になる。花は朝に開花し、夕方には落花する一日花。萼片、花弁はともに5枚。雄しべは多数あり、黄色い花糸の基部は花弁に合着し、雌しべは1本で花柱は5裂する。子房は上位で、白毛が密生している。蒴果の果実は宿在萼に包まれ、9月~10月の成熟期に熟すと5片に裂開する。種子は倒卵状楕円形偏平で先は少し窪む。材は建築材、器具材、柄木、彫刻材、炭などに用いられ、庭木としても珍重されている。別名は「サルスベリ」の他、「娑羅の木(シャラノキ)」ともいわれ、これはお釈迦様が亡くなられたとき、近く生えていたことで有名な「沙羅双樹」に擬せられこの名がついたといわれている。ちなみに「沙羅双樹」は、日本本土では育たない全く別の熱帯樹である。ナツツバキの花言葉は「愛らしさ」
南房総は梅雨真っ只中。もう直ぐ南房総の焼けるような日差しが皆様を迎えてくれます。
月替り新磯懐石季節の一品
【煮 物】 長茄子 玉葱
南瓜 ブロッコリー 甘長志々唐
料理は日常目で見ることのできない人の心を具現化する大切な表現方法であり、その中でも日本料理は特に「心」を重んじ表現され作られた料理である。自然との調和「和の精神」、尊い命を宿す全てのものを敬うという和の心を基に作り上げた日本料理は、和の精神がそのままに表現され、日本人の奥深い世界観が随所にちりばめられている。料理は同じ料理であっても作り手の文化や考え方の違いが率直に反映され、当然のように味や造形は形を変え変化する。和の心を持って作られた料理には、食材、料理、食する人々、あらゆるものに対しての誠意、真心が表現され、古来から守り続けてきた日本人の和の精神が形作られている。
天候不順により例年よりも1週間から10日ほど遅れている房州びわの生育状況ですが、ようやく露地びわの収穫が本格的にスタートしました。
毎年、この時期に最盛期を迎えているびわ狩りですが、まだ受入農家さんがあまりなく、ご案内が遅れている状況です。
ご迷惑をお掛けしていますが、1週間ほど時期をずらしてお越しになるか、道の駅とみうら・枇杷倶楽部(電話0470-33-4611)へ状況確認のお電話をいただければと思います。
道の駅とみうら 枇杷倶楽部