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曙はまだ紫にほととぎす

天に向かって花開かせる山法師。
白い頭巾をいっぱいに広げ光輝を放つ姿はなんとも美しいです。

ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木。本州から九州、朝鮮半島、中国に分布 し、街路樹、庭園樹、公園樹などに広く用いられています。開花期は5月~7月。花→果実→紅葉と長い期間楽しむことができるので、庭木としては最適。(材 は器具材としても利用されます。)葉は楕円または卵円形で全縁、やや波打ち対生し、花は淡黄色でとても小さく、多数球状に集合し、白く花弁に見えるのは4 枚の大形で白色の総包片です。またヤマボウシは9月頃に1~3cmの球状をした食べることのできる赤い果実(集合果)をつけ、食感はやわらかくマンゴーに似た甘さがあり果実酒としても用いられています。(果皮も熟すととても甘いです。)このヤマボウシは常に水のある環境を好む植物であり、乾燥状態になると葉の回りなどが枯れ、ひどくなると小枝や全体が枯れることがあります。水はけのよい常に水の存在する環境を整えてやることが最良です。「山法師」の名の由来は、中央の丸い花を坊主頭、4枚の総包片を白い頭巾に見立て比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえつけられました。また、果実の表面が桑のようにブツブツ しているようすから別名「山桑(やまぐわ)」とも言われ、中国では枝いっぱいに咲いた花が四方を照らす光景を表現し「四照花」と呼ばれています。花言葉 は、「友情」。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2008-05-20 17:14 | ♦館内
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