南房総の早春の味覚、地だこが水揚げされました。
皆様、南房総の地だこを食べたことありますでしょうか。南房総の地だこの特徴は何といっても噛め ば噛むほどに溢れ出でる極上の旨味です。この旨味の元はふだん地だこの食べているものに秘密があり、南房総の海の幸、伊勢海老や鮑などをたくさん食べてい るからです。なぜこんなに地だこが美味しいのか納得です。当館ではこのとても美味しい新鮮な地だこをお刺身やしゃぶしゃぶで召し上がり頂いております。南 房総の旨味を凝縮した一味違う地だこ、ぜひ皆様召し上がり下さい。
マダコ(真蛸、真章魚、学名:Octopus vulgaris)
軟体動物門頭足網八腕形上目タコ目マダコ科。世界中の熱帯・温帯の 海域に分布し、日本では日本各地の主に浅い海の岩礁や砂地に生息し、昼は海底の岩穴や岩の割れ目に隠れ、夜に活動します。マダコの体長は複数吸盤のついた 八本の腕を含め60㎝前後になり、餌は甲殻類や二枚貝を腕で絡め捕り毒性の唾液で麻痺させ捕食します。タコはご存知の通り柔軟な体をしていますが、この柔 軟な体のほとんどは筋肉で構成され、この筋肉により強力な力を発揮し吸盤で吸いつけた貝の殻をこじ開けたりすることができます。繁殖期は春から初夏。メス は岩陰に卵(卵はフジの花のようなので「海藤花(かいとうげ)」と呼ばれます。)を数万~数十万個産みつけ、孵化するまで餌を摂らず、卵に新鮮な海水を吹 き付け、敵から卵を守り、孵化する1ヶ月後に孵化を見届け死んで行きます。孵化後の子ダコは(ほぼ透明)海流に乗り広く分布します。そしてタコの最大の特 徴は、無脊椎動物の中で最も優れた知能にあり、色、形を認識し問題を学習し解決することができ、また危険を感じると黒い墨を吐き姿をくらましたり、地形に 合わせ変形したり、色に合わせ保護色(皮膚には色素細胞がくまなくあり数秒で変色する。)になるなどとても優れた知能が特徴です。捕らえられた時には腕を 切り離すこともできます。(切り離した腕は再生します。)また、一見頭に見える部分は実は胴体で頭は腕の付け根にあり、この頭から腕が生えていることから 「頭足網」となりました。オス、メスの見分け方は、吸盤の大きさにばらつきがあり八本の内の一本の腕の先端に生殖器があるのがオスです。栄養素は豊富なタウリン、タンパク質、ミネラルを含みます。ちなみにタコの旬は夏ですが、関東のタコは冬が美味しいといわれています。