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何の木のもとともあらず栗拾ふ

秋の味覚“栗”を発見!
季節は気候や動植物に様々な影響を与え、またそれらも人間へとさまざまな季節を知らせてくれます。この栗も季節そのものであり栗をみつけたときには秋を感じずにはいられません。これから実る秋の味覚は、日本の四季の中でも特別人間に豊な恵みを与えてくれます。この秋特有の恵を、日本の食文化「懐石料理」で味わってみてはいかがでしょうか。秋をより一層感じさせてくれることでしょう。

クリ(栗、別名シバグリ、学名:Castanea crenata Sieb.et Zucc.)
ブナ科クリ属の落葉高木。北半球の冷温帯下部から温暖、湿潤な地域に広く分布。日本では北海道、本州、四国、九州の丘陵帯~産地帯に分布する。この種の樹高は15~40mになり、樹皮は淡褐黒色、縦に深い割れ目が入る。葉の特徴は単葉で長楕円形または長楕円状披針形~倒卵形。葉の長さは10~30㎝、幅は4~10㎝。表面の色は濃緑色、葉縁には間隔の広い鋭い鋸歯がある。また、樹皮と葉には多量のタンニンが含まれ、民間薬や媒染剤などに利用される。材は湿った状態でも腐りにくいことから、水のかかる場所や腐りやすい場所、建築(土台)、土木、鉄道の枕木、器具などに使われている。花は形状が尾状花序を成し色が白く、雌雄異花で1つ株に雄蕊だけの雄花と、雌蕊だけの雌花を6月~7月に咲かせる。この花は独特の不快な匂いがする。クリの果期は9月~10月。果実は堅果。直径は5~11㎝ありイガに覆われ1~7個の種子が入っている。この種子は子葉であり、双葉の部分に大量のデンプンなどの栄養分が蓄えられ、ここが食用とされる。また、クリは蜜源植物でもあることから、ミネラル分の多い蜂蜜を採ることができる。クリの名の由来は、果皮の色のクリ、クロ(黒)の転訛、または石に似ていることから石の古語「クリ」が転じたなどの諸説がある。代表的なクリの品種は、筑波、銀寄、丹沢、利平など。クリは酸性土壌を好み、アルカリ性土壌には生えない。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2009-08-30 15:41 | ♦季節(秋)
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