特別天然記念物「鯛の浦」遊覧船です。(当館より5~6分)
鯛の浦は、日蓮聖人の生誕にまつわる「三奇瑞」の1つとして伝えられ、鯛は聖人の化身・分身として土地の人々の尊信を受け、古来より 聖地として守られ続けてきました。大正11年3月には天然記念物の指定を受け、その後昭和42年12月文化庁の特別天然記念物に指定され保護がさらに強化 されました。鯛は本来深海を回遊する魚で「鯛の浦」のように水深わずか10~20mの場所に定住していることは他に例がなく未だ「謎」とされ、現在も生態が調査されています。
天然記念物
学術上価値の高いものを国または地方自治体が保護、保存を指定し、動物、植物、地質・鉱物、及びそれを含んだ地域が指定されます。
「鯛の浦」のように動物の場合は生息地が指定されます。
特別天然記念物
天 然記念物のうち、世界的または国家的に特に価値が高いとして文化財保護法により指定されたものを特別天然記念物といいます。保護・保存がより徹底されています。
平成19年8月現在
天然記念物に指定 されているのは978件、この内75件が特別天然記念物に指定。
動物では天然記念物191件の内21件が特別天然記念物に指定されています。