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南房総鴨川の和風旅館「緑水亭」の新着情報や季節のイベントなどをお知らせします。

月別アーカイブ【2010年12月】

ゆく年やしきりに岸へいどむ波

歳神様を迎え入れる門松が飾られ、2010年も残すところあとわずかとなりました。
毎年この時期になりますと、一年早かったな~と皆様感じられるのではないでしょうか。今年も一年間たくさんの出来事があり、皆様も実際に体験した113年間で最も暑い夏を始め、朝青龍の引退、根岸氏・鈴木氏ノーベル化学賞受賞、子ども手当、沖縄米軍基地問題、小惑星探査機「はやぶさ」帰還などなどたくさんの出来事がありました。皆様の身の回りではどのような出来事がありましたでしょうか。これから新年を迎えるにあたり年の瀬ご多忙な方々もおられると思いますが、お正月はゆっくりとお身体を休め、英気を養って下さい。

本年中も皆様には格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げますと共に、来年も変わらぬ御愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2010-12-28 8:43 | ♦季節(冬)
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目さむるや湯婆わづかに暖き

これから旬を迎えるとっても美味しいホウボウです。
ホウボウ、なんとも不思議な姿をしています。始めてご覧になる方はこの風貌なので、グロテスクなどとあまり良い印象を持たない人もおられるでしょうが、実はこのホウボウ白身魚の中でも1、2を争うほどのと~っても美味しい魚です。あまり良くない見た目の魚のほど美味しいという代表的な魚でもあります。ホウボウの美味しさは大きくなればなるほど、脂がのり旨みが増し美味しくなるといわれておりますが、ご覧頂いている30㎝物(最大40㎝)でも、この大きさになるまでには5年もかかります。ホウボウの身は透き通るような透明感のある白身で、味わいは上品な甘みと濃厚な旨みがバランス良く、その上ほど良い歯応えがとっても心地良い最高の白身です。もちろん肝も美味です。新鮮な状態のものではご覧の通り体色が赤く一目でわかります。この季節最も美味しい魚介の一つホウボウ、ぜひこの季節でしか味わうことのできない旬の味を召し上がり下さい。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2010-12-10 21:18 | ♦旬の魚介類
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我宿のおくれ松魚も月夜哉

南房総旬の味、スマガツオが水揚げされました。
晩秋から冬にかけて最も美味しいスマガツオ。このスマガツオは小さな群れや単独で行動するため水揚げ量が非常に少なく、しかも水揚げされたものはその土地で消費されることが多いため、水揚げされたその土地に行かなくては食べられない地の味「極みの地魚」であります。築地市場でも見かけないほど水揚げ量の少ない魚です。たっぷりと脂が乗った鮮やかな赤身は口の中でやんわりととろけ口いっぱいに旨みが広がり、これでもかという強烈な旨みは食べた者の心を奪います。実際に食べた人達は口を揃えてカツオの中で一番美味いというほどの極上の一品で、この美味しさを忘れられずスマガツオを求め旅をする人もいるほどです。ぜひ南房総にお越しになられた際はこのスマガツオ探してみて下さい。きっと幸せな気持ちになれるはずです。

スマ(須萬、縞鰹、学名:Euthynnus affinis)
硬骨魚網スズキ目サバ亜目サバ科スマ属。生息域は日本の本州中部以南からインド太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布。全長は成魚で1mほどになり体重は10kg。体型は紡錘形(円柱状でまん中が太く、両端がしだいに細くなる形。)をし腹部側にはカツオと異なり縞模様がなく、背中後半部に斜めの黒い帯模様が多数走る。成体では胸鰭の下部に数個の黒い点があるのが特徴で、鱗は目の後部、胸鰭周辺、側線周辺にのみにある。生息環境は沿岸域の主に表層を単独若しくは小さな群れで行動し、食性は小型魚類や甲殻類、頭足類などを捕食する動物食性。地方名では、ワタナベ(千葉)・ヤイト(西日本)・エーシ(神奈川)・スマガツオ(東京)・ホクロ(三重)・オボソ(愛媛)・ヤイトバラ(近畿)などの名で呼ばれている。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2010-12-02 22:01 | ♦旬の魚介類
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