お問い合わせ

南房総鴨川の和風旅館「緑水亭」の新着情報や季節のイベントなどをお知らせします。

月別アーカイブ【2010年1月】

一匹の鰆を似ってもてなさん

とっても美味しい旬の鰆(サワラ)が水揚げされました。
この季節最も美味しくなる鰆、この魚も冬場に脂がたっぷりと乗り、「寒鰆」などと呼ばれ珍重される美味しい魚です。日本近海で漁獲される鰆は高値で取引され、高級魚として扱われています。この鰆は産地により旬が異なる魚ですが、房総では今が旬の魚です。鰆の身は透明感があり白身で柔らかく、脂の乗った身は淡白でありながら上品な甘みがあり、トロのような食感と旨味が味わえます。この鰆は和食の世界では欠かすことのできない食材であり、鮨ネタを始め代表的な西京浸け、佑庵焼き、刺身、吸い物、煮付けなど、鰆を珍重する岡山県では「ばらすし」にはなくてはならない食材であります。また、鰆の身は割れやすさなど扱う技術が必要なことから、「サワラぬ神にたたりなし」などといわれるほどめんどうな魚でもあります。房総の冬の味覚、ぜひ味わいにお越し下さいませ。

サワラ(鰆、狭腹、小腹、馬鮫魚、学名:Scomberomorus niphonius )
スズキ目サバ科サワラ属。北海道南部から東シナ海までに分布し、温帯域・亜熱帯域の東アジアに分布する。体長は1mを超え、細長い剣状の体と大きい口に鋭い歯が特徴。サワラの第一背鰭は19~21棘からなり後半部が低くく、第二背鰭・尻鰭と尾鰭の間に小離鰭がある。体色は背側が青灰色、腹側が銀白色をし、体側には暗色斑が縦方向に数列並ぶ。鰾はない。食性は肉食性であり、カタクチイワシやイカナゴなどの小魚、甲殻類、軟体動物などを捕食し、イワシやサバなどを餌にする食性から EPAやDHAなどが多くなり、血栓予防、ガン生成抑制、血圧を下げるなどの効果があるといわれている。産卵は春から初夏に数回に分け産卵を行う。サワラは成長するに従い呼び名が変わる出世魚でもあり、ゴシ、シマウマは小型魚、サゴシ・サゴチは40~50cm、ヤナギは50~60cm、サワラは60cm以上のものを呼ぶ。「鰆」の漢字は、春の産卵期に沿岸によってくるため「春を告げる魚」として「鰆」と書きます。

by 旬彩の宿緑水亭 | 2010-01-22 19:48 | ♦旬の魚介類
TrackBack : http://ryokusuitei.jp/blog/shun/1605.html/trackback

カテゴリー

以前の記事

検 索

2010年1月
« 12月   2月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

RSS FEEDRSS2.0 Feed »  AtomFeed»